初めてのクルーズ(18) いろいろ (最終回)

　　　　

私にとって初めてのクルーズ旅行、MSCディヴィーナで巡る地中海エーゲ海の旅からはや数か月。撮りためた写真でいろいろ思い出しながらやっと最終日までを綴ることができました。

MSCヨットクラブにしたのは大正解でした。一度ヨットクラブを経験したらもうMSCはヨットクラブ以外は乗れないという話を聞いていましたが本当です。同じツアーのヨットクラブ以外の方の不満やグチを聞くことも多くありましたが私たちは無縁だったと思います。

添乗員さんからコロナ禍以前はヨットクラブとヨットクラブ以外は別ツアーだったとお聞きしました。ヨットクラブツアーの添乗員はヨットクラブ宿泊でヨットクラブ特典が使えるし、何よりヨットクラブの人への手厚いお世話が可能だったそうです。今回は中層階の窓のないお部屋だったとか。。。

最初のほうに書きましたが、添乗員さんは翌日の船内新聞とメインダイニングメニューを入手すると日本語に訳して各部屋に配ってくれます。JTBのパンフレットには添乗員はヨットクラブに入れないのでヨットクラブの人はもらえないみたいなことが書いてありました。今回は添乗員さんがヨットクラブコンシェルジュに頼み込んで配ってくれていました。通常フロアとヨットクラブフロアの両方を毎日作成していたわけです。感謝!

通常フロアの人と一緒だったことによる一番のデメリットは寄港地での下船でしょうか。一緒に寄港地ツアーをする都合上、船内で集合して一緒に下りるのですごい混雑をひたすら並ぶ必要がありました。まぁ、そのおかげではぐれることもなかったのでよかったのかな。

私たちは飛行機はエコノミー、船はヨットクラブを選択したわけですが、ヨットクラブツアーだとビジネスクラス、ヨットクラブ宿泊になるそうです。

船内に写真室があることは既に書きました。

カメラマンさんに遭遇すると1回あたり２～３枚の写真を撮ってくれます。5000人ぐらいが乗船してますのですごい量の写真を撮っていると思います。写真室周囲の廊下には大量の写真が貼りだされていますが当然貼り切れません。大きなボックスがいくつも置いてあり、そこから探すことになります。。。。。それでもいいのですが、そこは現代です。そんな非効率的なことはしません。顔認証システムで写真が表示されるんです!! 写真番号を見てそのボックスの中を探すだけです。ビバ現代!!

あとで聞いた話ですが写真代もけっこういい加減らしいです。私たちは1回あたりどれも3枚撮ってもらっていて、その中の欲しいものだけ買おうとしてしたら、「2枚なら$40, 3枚なら$45」と言われたので$5しか変わらないならとまんまと3枚セットをいくつか購入しましたが、聞いたところでは1枚$25と言われた人や3枚$50と言われた人などいろいろいたようです。まぁ、高いことは確かですｗ

ヨットクラブの人はアウレアサーマルエリアでサウナ、ジャグジー、シャワーを無料で使えます。日本とは違うのでサウナとジャグジーが裸で使うのか水着着用なのかよくわかりませんでした。何度も偵察に行きましたがサウナとジャグジーを使っている人をひとりも見かけませんでした。プールに温水ジャグジーがあったので特に必要としなかったというほうが正しいかもしれません。

サーマルエリアと同じフロアにジムがあるのでシャワーは何度か利用しました。ジムのカウンターでロッカーのカギをもらいます。バスタオルは更衣エリアに大量においてあります。シャワーブースは7つぐらいだったと思います。完全な個室ではなくひざ下から頭の上ぐらいまでのカギなし扉があるタイプです。シャワーヘッドは固定でボディシャンプーやヘアシャンプーなどは壁に取り付けてありました。部屋のバスルームはシャワーカーテンがないので使うと周囲まで水浸しになることが避けられませんがここでは気にすることなく浴びられますｗ

庶民の私はヨットクラブでもったいないと思うことが多々ありました

メインダイニングLa Museでは席中央にバターが置いてあります。直径5センチ程度の厚みのある花形です。席に着くとすぐにパンを持ってきてくれるのですが、私はいつも小さめのパンをひとつ、ダンナは2つぐらいしかいただきませんでした。1週間で使いきれるかなぁという量が置いてあるのに使うのは少しだけなんです。当然一度として使いかけが出されたことはありません。ということは残りは捨ててるわけですよね。もったいなーい。

真ん中の日あたりにバルコニーのメンテナンスがありました。

メンテナンスと言ってもただのお掃除だったようです。夜から翌日はカーテンを閉めたままにしてほしいというメッセージカードがベッドに置いてありました。すっかり忘れて朝元気よくカーテンを開けたら既に清掃が終わっていたようです。高層階から清掃したのでヨットクラブフロアは夜のうちに終わっていたのかもしれません。バルコニーは多少湿っていたものの水気はしっかり拭き取ってありました。窓も綺麗になっていた気がします。気分があがりますね

冷蔵庫の上にグラスが置いてありました。

初日にシャンパングラスがなかったので持って来てもらったら翌日以降も必ず置いてありました。ラウンジで頼んだ牛乳をそのまま部屋に持ち帰って飲んだらそれと同じグラスも翌日から置かれるようになりました。ニーズを把握してすぐに対応してくれるのはヨットクラブならではですね 写真の一番前にあるミックスナッツの小瓶はヨットクラブのラベルでした。

私たちの部屋は左舷側でした。これはJTBさんありがとうと一番言いたいことです。すべての寄港地で左舷が陸地側だったのでバルコニーからの景色を楽しめました。

写真で海の色が灰色に濁っているのが見えますが、これは船が向きを変えるためにスクリュー?を一生懸命動かしていたときに巻き上げられた海底の砂です。こういうのがバルコニーから見られたのも貴重な体験でした。

こちらはDIVINAの船長さんです。夜のショーの合間に船長の挨拶があるとのことでその案内だと思います。

船長主催のカクテルパーティでもお会いして一緒に写真を撮らせていただきました。ヨットクラブコンシェルジュやトップセイルラウンジにもよくいらしてて、とても当たりの柔らかい穏やかな方でした。

船内では部屋にもプールにもタオルがふんだんに用意されています。

きちんと枚数管理されていて、どうやらなくなると担当者にペナルティがあるようです。部屋には2枚のバスタオルとフェイスタオル、3枚のハンドタオルがありました。部屋から持ち出さないようにとの注意書きがありました。エクストラのタオルは言えばいつでも持って来てもらえます。

プールには色の異なるビッグバスタオルがあり何枚でも枚数チェックなしに貸してもらえますが、返却してから船内に戻る仕組みになっていてプールエリア外には持ち出せません。私としては使い古しのタオルを持ち帰りたい人の気持ちはわかりませんが持ち帰る人が多いということなのでしょう。

ヨットクラブ専用プール用のビックバスタオルはヨットクラブブルーに金のヨットクラブロゴが入っていて素敵でした。グッズショップで売ってくれればいいのになぁ。

持って行って役にたったものがいくつかありました。

まずはマグネットフック。耐荷重量が３～５kgのもので、天井に取り付けるとそこそこ重いものも吊るせました。ドア近くに取り付けて乗船カードのネックストラップを吊るしたりしていました。

クリアファイルは船内新聞や毎日のメニュー、書類を入れてマグネットで壁に貼っていました。最終的にそれをそのまま持ち帰ったので書類を整理する手間が省けました。

部屋に備え付けのハンガーはクローゼットから取り外しができないものだったので持って行ってよかったです。上着をかけてマグネットフックにかけたり、洗濯した下着を干すのにも使えました。船内はとても乾燥しているので下着やTシャツ程度なら1晩でパリッパリに乾きますｗ

意外にもマグボトルが便利でした。ペットボトルの飲み物はあるだろうと思っていたのですが水もソフトドリンクも全部ビンでした。なので持ち運ぶためにマグボトルを利用していました。食器用洗剤がないので水だけを入れていました。

ジップロックもけっこう役に立ちました。S・M・Lを持っていき、パンフやチケットなど細々したものを入れていました。

アームスマホケースも持って行ってよかったもののひとつです。ジムのトレッドミルには物を置く場所がありませんでしたし、ポケットのない服で船内をぶらつくときに利用していました。こんなやつです。中にポケットがあるので薄手のハンカチや乗船カードなら入ります。

帰国した翌日、JTBの担当者の方からメールが届いていました。無事な帰国についてとご挨拶でしたが、最後まで担当として気にかけていただいたのがうれしかったです。旅行会社を使った旅をすることはなかなかありませんが、もしあればJTBは必ず候補にいれたいなと思いました。